わたしの偏愛する映画「写楽」(篠田正浩監督)のさいしょのほうで、
片岡鶴太郎扮する十返舎一九が吉原の切見世で寝っころがって膝栗毛をかいていて、
若い女郎が馬乗りになって(確か)「一回いくらの商売なんだから、やらねえんなら帰ってくんな!」と啖呵を切るのです。
けとばされた一九が「やっぱり江戸の女はいいねぇ!」と唸るのに、「お客さん、上方帰りかい」というシーンがありました。
江戸の女はきっぷいいねぇ、とわたしも思い、中坊のときからなかなか好きなシーンです。
いま急に思い出しただけです。DVDになってよかった!
で、京都にいってきました。
もう4日前には帰って来ていたのですが。
デジカメ写真をアップしようと思ったら、(こんなのこの年齢でわたしだけだと思うけど)サイズの問題?でうまく入れられませんでした…。
そのデジカメすら相棒の去年の誕生日プレゼント(配慮の上設定済み)だったわたし。ちゃんと今後も生きていけるんだろうか(前の部署は超アナログでやっていけたからなあ)。
さて到着後はほとんど電車に乗らず、バスも使わず(バスは在住経験者にはひどく評判が悪かったので)、ひたすら歩いて歩いて歩きました。
一日目:三十三間堂→智積院→清水寺
二日目:嵯峨野散策 祇王寺 化野など
三日目:南禅寺→哲学の道→大文字山(登った。なかなかしんどかった。途中で諦めかけたけど踏破)
だいたいこんな感じです。わたしは京都実に12年ぶりなので! 二度目の場所もありましたが感慨新たでした。
むくむくとした新緑が美しく、全体的に山方面多めの行程だったので、満喫しました。南禅寺の奥のほうとか、祇王寺もとてもいい時期でした。
この祇王寺と、あと智積院庭園は他に比べると知名度が低いかもしれないけれど名所です。
前者はまあ平家物語(というか高河というか)で前に行ったとき勝手に内心ここを主目的地にしていた、やっぱりまた行きたかったのです。最初に読んで心打たれたとき少女だったけどもうこんな大人になったよ。という感慨。
後者は会社の先輩おすすめだったのですが、「なんというか、庭がほとんど池」という説明で想像できずにいたら、まさにそうとしか言いようがなかった。広縁の足下が水、というあの意外性と気持ちよさよ。足ぶらぶらしてたら鯉が大集合してきて怖かった。
三十三間堂は初めて行きましたが、とても面白かった! 二十八人衆が生きてるみたいで、この彫刻の水準はすごい。等身大だしついじっと見つめてしまい、出るまでに大変時間がかかりました。
さてスニーカーを普段はかないわたしはアディダスのスリッポンでしたが、一日目で早くも靴ずれになり、筋肉痛もものすごく、でも自称健脚の根性でずっと歩いていたら、最終日の夕方あたりから本気で足をひきずるようになってしまいました。帰れてよかった…。新幹線に乗ったとき、「ああ、これで2時間座れるんだ!」とほっとしましたもの。
世間のきっちりした連休をちょっと前倒しで行ったので、予想していたのよりはずっとすいていて、それもよかったです。
四条の街中は道が狭く車が多く、東京より空気悪いんじゃないかと思いました。ちょっと離れるともう緑が麗しいのですが。普通のビジネスホテルに泊まっていたので宿周辺に来ると急に疲れが出たりして。
旅行中に年を取ったわけですが、あんまり実感がないのでいい過ごし方かもしれないです。
でもメールをくれた方々ありがとう
ほとんどここ知らないけど。普段の付き合いの悪さにもかかわらず、自分も捨てたものではないと地味に思いました(笑
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