07/06/2009

お椀の舟に箸の櫂

……前の更新はGWでした。
6月は休日が1日もなかったのよ。

仕事が新しくなって3ヶ月が経ちましたが、毎日小さな故障との小さな戦いです。
職場環境は恵まれているのに(人間関係とか、)こんなこと言うのも後ろめたいですが、
やっぱりただ慣れないということだけで心身への影響はあるみたいです。
はやく慣れたい……。
休みの日はただごろごろしていたい……。

というわけで、映画もコンサートも展覧会もぜんっぜん行っていません。

生まれてこのかた自分が仕事人間になるとはあんまり想像したこともなかったのですが、
仕事人間って別に「なるぞ」と思ってなるものではないんだろうなあ、と肌近く理解してきました。

だけどこれはただ緊張と自身のなさからくるものにすぎないということは、
次元の違う危機をすでに覗いたものとしてはわかるのです。転職経験者の強み。

それでも最近は後輩の女の子たちと夜の原宿渋谷を徘徊したり、
知り合いが出ている格闘技(お笑い?)を観戦したりもしました。
そんなこともすこしずつ書いていけたら。と思ってはいます。

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05/06/2009

上方帰り

わたしの偏愛する映画「写楽」(篠田正浩監督)のさいしょのほうで、
片岡鶴太郎扮する十返舎一九が吉原の切見世で寝っころがって膝栗毛をかいていて、
若い女郎が馬乗りになって(確か)「一回いくらの商売なんだから、やらねえんなら帰ってくんな!」と啖呵を切るのです。
けとばされた一九が「やっぱり江戸の女はいいねぇ!」と唸るのに、「お客さん、上方帰りかい」というシーンがありました。
江戸の女はきっぷいいねぇ、とわたしも思い、中坊のときからなかなか好きなシーンです。
いま急に思い出しただけです。DVDになってよかった!

で、京都にいってきました。
もう4日前には帰って来ていたのですが。
デジカメ写真をアップしようと思ったら、(こんなのこの年齢でわたしだけだと思うけど)サイズの問題?でうまく入れられませんでした…。
そのデジカメすら相棒の去年の誕生日プレゼント(配慮の上設定済み)だったわたし。ちゃんと今後も生きていけるんだろうか(前の部署は超アナログでやっていけたからなあ)。

さて到着後はほとんど電車に乗らず、バスも使わず(バスは在住経験者にはひどく評判が悪かったので)、ひたすら歩いて歩いて歩きました。
一日目:三十三間堂→智積院→清水寺
二日目:嵯峨野散策 祇王寺 化野など
三日目:南禅寺→哲学の道→大文字山(登った。なかなかしんどかった。途中で諦めかけたけど踏破)
だいたいこんな感じです。わたしは京都実に12年ぶりなので! 二度目の場所もありましたが感慨新たでした。

むくむくとした新緑が美しく、全体的に山方面多めの行程だったので、満喫しました。南禅寺の奥のほうとか、祇王寺もとてもいい時期でした。
この祇王寺と、あと智積院庭園は他に比べると知名度が低いかもしれないけれど名所です。
前者はまあ平家物語(というか高河というか)で前に行ったとき勝手に内心ここを主目的地にしていた、やっぱりまた行きたかったのです。最初に読んで心打たれたとき少女だったけどもうこんな大人になったよ。という感慨。
後者は会社の先輩おすすめだったのですが、「なんというか、庭がほとんど池」という説明で想像できずにいたら、まさにそうとしか言いようがなかった。広縁の足下が水、というあの意外性と気持ちよさよ。足ぶらぶらしてたら鯉が大集合してきて怖かった。
三十三間堂は初めて行きましたが、とても面白かった! 二十八人衆が生きてるみたいで、この彫刻の水準はすごい。等身大だしついじっと見つめてしまい、出るまでに大変時間がかかりました。

さてスニーカーを普段はかないわたしはアディダスのスリッポンでしたが、一日目で早くも靴ずれになり、筋肉痛もものすごく、でも自称健脚の根性でずっと歩いていたら、最終日の夕方あたりから本気で足をひきずるようになってしまいました。帰れてよかった…。新幹線に乗ったとき、「ああ、これで2時間座れるんだ!」とほっとしましたもの。

世間のきっちりした連休をちょっと前倒しで行ったので、予想していたのよりはずっとすいていて、それもよかったです。
四条の街中は道が狭く車が多く、東京より空気悪いんじゃないかと思いました。ちょっと離れるともう緑が麗しいのですが。普通のビジネスホテルに泊まっていたので宿周辺に来ると急に疲れが出たりして。

旅行中に年を取ったわけですが、あんまり実感がないのでいい過ごし方かもしれないです。
でもメールをくれた方々ありがとうheartほとんどここ知らないけど。普段の付き合いの悪さにもかかわらず、自分も捨てたものではないと地味に思いました(笑

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04/29/2009

ほんとうにただの近況報告

更新をしていないと、していない間に起きるさまざまなことをまとめられなくなって、さらに更新が滞るのだ、ということを、何十回目に理解しております…。
新部署でたいした仕事をしていないのに連休まであっという間でした。

連休前最終日は珍しく用事がなくて、最近金曜日でも用事があって飲まないということが多かったので、つい同年代の同僚と飲みたくなり、本当に珍しく自分主動で飲みを呼びかけたら、メンバーの統一性のなさがすごかった(苦笑)普段いかに基本一対一の細いつきあいしかしていないかということですね。まあほとんど話したことない人同士が話したりしていてそれはよかったのかもしれませんが。
…などと思っていたら終電を逃して散々でした。渋谷まわりで別ラインの最終で近い駅まで行ったのでタクシーの出費は最小でしたけど、反省です。しかし埼玉県人より終電が早いってどういうことなんだ都営線!

今日はメンデルスゾーンの無言歌集大音量でかけて掃除して洗濯してふとんも干していい気分でした。昨日が飲みでなかったら昼ビールでもしてしまいそうな陽気でした。
あっジョジョ7部を二冊読んでやっとフォローアップしました。やっぱりすごい(もう何が起こってるか悪い頭で把握しきれないときもあるけど)。最近残念なのはジョジョのストーリーや名言をずいぶん忘れていること。せっかく大人なのだから大人買いしたい(実は全然持っていない。常に誰かに借りていたから!)
オタクだからとか韜晦していても仕方ない、と思うくらいに、あの作品は心を底上げしてくれるので、もういっかい読んで気合いを入れたい。
……というか昨日の飲み会でも思ったけれど、マンガを幅広くたくさん読んでいるという意味ではわたしはまったくオタクではないので(最近のなんか「聖おにいさん」しかわかんないよ)、好きなものはそのぶん繰り返し読みたいのです。

さて、まだなんにも準備してませんが!明日から二泊で京都にいってきます。この連休、高飛びはかないませんでしたが(もうほんとうにドイツ行きたいけど)友達の写真ブログとか先輩の出張話とかで、行きたくなっていたので。実に12年ぶりです。たのしみです。そして旅行中にひとつ年をとってまいります。毎年そうやって過ごしてやる!(笑)

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03/15/2009

読書は二度おいしい

子供の頃、記憶力だけは他の子よりよぶんに持っていたのが、最近はすっかり見るかげもなくなってしまいました…。
記憶力と引き換えに人生経験をしているのだろうか。適当に忘れてかないとしんどいってことでしょうか。

さて、昨年目から鱗!というかんじではまって読んだフランク・オコナー短編集(この作家のことは全く知りませんでしたが)のつぎに、今はまっているのがサリンジャーです。
『フラニーとゾーイー』がこれまで未読だったのですが、これがほんとうにおもしろくて、「わかる!!」というよりはもっと根源的に、テーマ全体が自分の中核に及んで(勝手に)「わたしのための記念の読書」という感じだった。といっても内容と自分に共通点がある、というほどあるわけではないので、読む人の多くがそう思うということなのだろう。
でも例えば自分がヒロインにもっと近かった若い頃だったらこれほどおもしろかったかどうかは疑問で、その時々の年齢で読書の効能はちがってくる。十代のころは感受するエネルギーが爆発的なかんじがしましたが、とかいっていると自分がおばさんみたいに思えてきますが、でも面白い、というときの感想は今のほうが深いと思います。
そんなことがあって『ナイン・ストーリーズ』をもう一度読み始めているのですが、これこそ前に読んだのは十代で、なぜこんなに面白い本をなんとなく読み飛ばしていたんだ!!と思うので、読書と年齢ということを全く考えるわけです。でも『フラニー』を読んでからだと二倍くらい面白いというのも確実にあるのですが。
あとこの訳文(新潮文庫・野崎訳)も、跳躍(=超訳)している感じはないのに、設定や関係性の細かいニュアンスまでが伝わる完璧な日本語で、名訳だと思います。未読の村上春樹訳になかなか移れそうにありません。
オコナーのそのまた前にはジュンパ・ラヒリにはまっていたし、ナショナリティーと時代はそれぞれですが、若いときわりと手薄だった英語文学がいまマイブームなのかもしれないです。

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02/25/2009

舌の根もかわかぬうちに、

また途切れてました(汗

このブログも開始からずいぶんな年月が経っているわけですが、(開始時にいまの境涯をいかに予感しえただろうか??)気持ちが暗いときとか悩みがあるときってむしろ更新していますね。
今は(もちろん悩みなんかなくなりはしませんが)ひたすら忙しさが先に立っています。

だけど忙しい忙しいとばかり言うことにもそろそろ飽きて、というか、危機感を覚え出しているので、その意味でも猫の足跡くらいにやっぱり更新していこうとおもったのです。たとえしょうもないつぶやきでも(誰ひとり聞かぬということもあるまいよ)。
「5年なんかすぐだよ」と最近先輩にいわれたが、それはさすがにやだ。。。
今の会社に入って3年半ですが、すぐっていえばまあすぐだったけど、でもいろいろあったなあ。

…とかいってたら春から異動になりました。
何となくしばらく今の部署から動かない気でいたのですが、それは実に根拠のない「気」だったのだということがわかりました。…
心構えがゼロだったので/だったことでひじょうにどぎまぎしているのですが、最近というものやたら人に励まされるのでさらにどぎまぎしています。
こういうふうにして人生の転機はやってくるのだなと知りました。
たかが同じ会社内で異動、といえばそうなのですが、でもいまや生活の相当の時間を仕事して過ごしているわけなので、やっぱり人生の転機です。生活設計(そんなもんほとんどなかったですがね!)だってたぶん変わりますよ。

まあとにかく、さらに忙しくなることだけは確定いたしました。
やっぱり「忙しい」じゃなくてなんかもっとたのしい言い方を考えよう。

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